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2007.11.18

「ウェブ時代をゆく」を読みました

071118_book昨日と今日の二日かかって梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」をじっくり読みました。なぜ二日もかかったかと言うと、初めて聞く言葉がたくさんあったこともありますが、読みながら今僕がずっともやもやとしていることの答えになるヒントだったり、直接ではなくとも、その連想でココロに響いたりすることがたくさんあって、そのときその時に感じたことや閃いたことを、一つづつ忘れないうちにノートに書いていたからです。

僕は週末は必ず本を読みます。本を読むことで自分の中にある悩みや疑問の答えを探すため、とでもいうか、ココロの米のようなものかもしれません。その意味でこの「ウェブ時代をゆく」は今たくさんある僕の疑問の答えを引き出してくれた凄い本です。

本を読んで気に入った言葉をノートに書き写しながら読むことは多いですが、今回は違いました。あるフレーズを読んで閃いた僕の中にある問題の答えをノートに書きつづっていったという感じだと思います。

話は全然変わるようですが、関連しています。先日ALWAYS 続・三丁目の夕日を見にいきました。この映画の時代がちょうど僕の小学生の頃です。だから見る物全てが懐かしく、子どもの頃に戻ったような気がしています。この頃に今のネットのことなんか想像できるはずがありません。

そして今、僕はそのまっただ中に生きています。まさにその恩恵を受けている立場にあるわけです。

僕らがアウベルクラフトを始めたのが1992年、今から15年前はもちろんインターネットなどありませんでした。カーサイドタープ「イーグル」と「サバンナ」というたった2つの商品を作り、アウトドア業界に無謀にも飛び込んだ僕たち柴田bros.です。スタート時はアウトドアの問屋さんのルートに乗りましたが、一年で止めました。馴染まないと直感したのです。(正しかった!)

つまり高速道路を下りて「けものみち」を選んだのです。とは言えどうやっていけば良いなんて一つも答えはなかったのですが、自分たちでカタログを作り、商品も増やし、ユーザー直販の会社に変えたのです。カタログの写真撮影もDTPも全て自分でやりました。大変だったけど楽しかったのを覚えています。

そして1997年ついにインターネットデビューです。今から10年前のインターネットの世界はまだ珍しいくらいの時代でした。自分で勉強し、ドメインもまだ取らなくて、ひっそりとやっていました。高額なインターネットモールにも入らないし、広告も打てません。だから一日のアクセスはせいぜい30くらい、売上も殆どありませんでした。

それでも嬉しかった。インターネットで僕たちの想いを発信し、それに共感してくれた人が僕らの作った商品を買ってくれる。そのことに興奮しました。これからはインターネットだ。僕らのような小さな会社でも堂々と情報発信ができ、商売ができるようになるのだ。と。

それから10年たった今、インターネット販売で堂々と経営がなりたっています。そして僕自身が今もウェブマスターとしてサイトを作っています。現役です。そして毎日毎日どうしたらたくさんの人が来てくれるだろうか。どうしたら僕らの想いを伝えることができるだろうか。勉強し続けています。たぶんこれからも続けていけると思います。

この間にずっと貫いていることがあります。それは「インターネットは無償の情報提供だ」ということ。オープンソースという言葉はプログラムのことを言うのですが、同じような考え方です。僕らにとっては手作りキットを一つ一つ苦労して作ってきたのだけど、その作り方という部分のノウハウは全部オープンにしています。

だから、人によれば「あ、そうか!」で自分で他から材料とか手に入れたり、道具を手作りしてやってしまうこともできます。でもいいのです。僕らはインターネットから多くの物を学んでいます。その恩恵があるから、いろんなことを知ることができる。みんながそれをやっていけばもっと良い時代になると信じて、ずっと最初のころからやってきました。そのことがこの本にもたくさん書かれていて、そうか正しいことをやってきたんだと思ったのです。

それでも今僕たちはある悩みを抱えています。悲観的なものではないものの、乗り越えなくてはいけないものです。ここで具体的に書くのは控えますが、ずっとアウベルクラフトを見ている人ならすぐにわかると思います。遊びに来てくれる人には平気でそのことを話しますけどね。

冒頭にも書きましたが、この「ウェブ時代をゆく」を読み進むうちにその答えのヒントをいっぱいもらいました。やる気ももらいました。これからのアウベルクラフトもぜひ注目していてくださいね。そしてぜひ多くの人にこの本を頭ではなく“ココロ”で読んで欲しいと思います。お薦めです!

P.S.
僕はこの本のことをリアルの世界に生きる人は、ウェブ時代をどう生きたらいいのか--梅田望夫氏講演:前編:コラム - CNET Japanで知りました。アマゾンではなくすぐに読みたいと思って岡崎市内の本屋さんを3軒まわってやっと手に入れました。(なんで?しかも1冊だけ)コラムもぜひ読みましょう!

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