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2012.07.21

世界一可愛い「燻製マシ〜ン」

SDスモーカー


みなさん、お久しぶりです。

昨日は新商品「SDスモーカー1992」のご報告をみなさんにさせていただきました。TwitterやFacebookでもご紹介させていただいたのですが、多くの方に反響をいただき感謝感謝です!



この商品は僕たちアウベルクラフトの20周年を記念して作った商品なのですが、まさに僕たちらしいキットだなあとあらためて感じました。僕たちらしいというのはどういうことなのかはっきり言葉で言えないんだけど、ま、とにかく「僕たちらしい」と作った本人は思っています。



20周年と一言でいうけれど、これはかなりいろんな僕たちの経験や勉強で積み重なったものです。まるでオブラートのようにその一枚一枚は薄っぺらいけど、それが集まると何かしらのものができてきた。そんな感じです。



そのことをアウベルラボのごくごく隅っこに書いたのですが、あらためて、このブログにそのことを書いてみようと思いました。とても長いので暇なときに読んでくださいね。




モノよりココロ


こんにちはアウベルクラフトの柴田bros.です。アウベルラボがいよいよスタートできました。やっと僕たちがやりたかったことを実現できる時が来た、その思いがいっぱいでとても嬉しく思います。なぜこのアウベルラボを作ろうと思ったのか、そのことを少し長くなってしまいますがお話させてください。


アウベルクラフトはインターネットを使って僕たちの作った「商品(ハード)とソフト」を販売しています。一般的に言うと商品(ハード:モノ)が最初でそれを使いこなすためにあるのがソフトということが多いです。


でも僕たちは逆です。まずはソフトがあってそれを実現するために商品があると思っています。どっちでも同じじゃない?と思われるかもしれませんが、微妙に違うのです。僕たちもなかなか気がつかなかったことですが、とても大切なことだと思っています。


モノというのは道具です。ソフトというのは突き詰めるとココロなんですね。モノを作るということは技術的なことや機能を優先します。もちろん使う人の気持ちは考えるものの、技術者はどうしても道具としての理想を追求します。競争会社があればその商品よりいかに品質や機能が良いものを作るかが一番の優先順位なのです。


一方ソフト(ココロ)を優先に考えると、どうしたらみんなが楽しくなるのか、豊かな気持ちになれるのかを優先しますから、全く目的が違うのです。いくら機能的な商品ができたとしても、楽しくて豊かな気持ちになれないものはあまり評価しません。だから僕たちはまずソフトありきと思っています。その根本的な想いはどこからきてるのかを少しだけお話しします。




僕たちが作りたかった会社


正直言うと僕たちはビジネスが嫌いです。会社の経営のための売上の確保は大切ですが、売上を上げることにはあまり興味がないし、会社の中長期方針とかも作りたくない。だから以前書いていた理屈っぽい「経営理念」も会社概要から削除してしまいました。それに大きな会社にしようなんてこれっぽっちも思っていません。


だからある程度会社がやっていけるくらいの収入が入るようになったときに、卸売販売の殆どの取引をやめてしまいました。営業という一番嫌いな仕事はしなくてすむような会社にしたかったのです。そんな活動よりも、とにかくお客さんに僕たちの想いを直接伝えたかったのです。みんなが知らない素敵な世界があることを伝えたかったのです。


常にどうしたら僕たちの理想の会社にできるのか。その模索をずっとし続けてきた20年でしたが、なんとかそれに近付いてきたのです。今はインターネットのお陰で、僕たちは僕たちの想いを直接伝えることができる。お客様が何を思っているのか直接聞くことができる。それが一番良いのです。


僕たちは手作りキットとアウトドアグッズを作っていますが、創業の時から「モノ」売っているとは思っていません。ありふれた言葉ですが「ココロ」を届けてその代償にお金をいただいているんだ。心の底からそう思っています。


便利なモノを作って、たくさんの人に買ってもらって、売上を上げて儲けたい。それを目的にしなければならないとしたら、僕たちはずっと我慢をしてやっていくことになったでしょう。でも今はそうしなくても良い会社になったので、僕たちが思うようにやりたいことをやっていけるのです。




会社の目的は利益だろうか


世の中は大企業や学者の成長理論が何故か通論になっていますよね。会社や企業は成長しなければならない。そのためにどうしたら良いか。僕もいっぱい勉強してきました。でも何か違和感を感じ続けていました。大きい会社、売上の多い会社、有名な会社こそが目指すべきものなのでしょうか?


その理論にはどうも違和感を感じざるを得えません。会社の運営目的が利益(お金)や大きな会社にすることはいけないとは思わないけど、どうやらみんな催眠術にかかっているようです。僕は小さくても光っている会社が無数にあるのが理想だと思うのです。今は時代が変わってインターネットで直接販売でき、直接伝え、直接声を聞くことができる環境があります。だからこれからの時代はそうなっていくような気がしています。


会社の価値がお金ではなく、幸せと置き換えるとどれだけ僕たちが生み出した幸せを増やせるだろう。その価値こそがこれから僕たちが求めていくものだと思っています。このアウベルラボはその第一歩。今の所ネット上でいろんなチャレンジをしていますが、いつかはバーチャルからリアルへ移行したいと思っています。




妄想を現実に変えたい


ずっと夢(というか妄想に近い想い)みているのが、アウベルクラフトのクラブハウスを作りたい。そんな夢をずーっと持っています。少し郊外の広い敷地に社屋兼ショップ。手作り教室をやったり、アウベルファームで野菜作りを楽しんだり、ウッドデッキでは週末ミニライブ。そして広場ではキャンプもできるそんなクラブハウスを作りたいのです。


大きなスケールじゃなくて、むしろ小っちゃくてこぢんまりとしたまるで「トムソーヤの隠れ家」のような良質で、ちょっと怪しげな小さなディズニーランドのようなお店を想像しています。


その中には「手作りキットを使った教室」があったり、「石窯ピザのミニレストラン」があったり、「ミニライブハウス」があったり、「ミニシアター」があったり、「ミニライブラリー」があったり、外には「ミニファーム」があり、「ミニキャンプ場」があります。なぜかみんなミニ……。


僕たちが生きているうちに全部を一気にできなくても、その中心のクラブハウスを作ることができればいいなーって思っています。ちょうどディズニーランドのアトラクションが少しずつ増えていくようにね。


今はインターネットというバーチャルな世界で多くの人たちと繋がっています。それはそれで遠くの人たちと繋がっている素晴らしさを感じることができますが、やっぱりライブで人と会ってハートとハートがスパークする感覚が大好きなんです。しかもどこか波長が合う人たちって「類は友を呼ぶ」みたいなところがありますよね。




AFCというクラブがあった


15年ほど前、AFC(アウベルクラフト・フレンドリー・クラブ)という800人程のクラブを作ったことがあります。ここに集まってくれた人はまさに「類は友を呼ぶ」というステキな人たちばかりでした。キャンプミーティングをすると、そのキャンプ場全体が本当に心地のよい空間になりました。キャンプ場のオーナー達も異口同音に、いつもと違う気持ち良さがあると言ってくれましたが、こういうことだってやればできるんだなって実感したのです。


その頃のアウベルクラフトは手作りキットの会社ではなく、オートキャンプ用のタープ専門メーカーでした。純粋にアウトドアが好きな人が多かったのですが、ただアウトドアが好きというよりも、アウベルクラフト(つまり柴田bros.ですね)に共感してくれた人たちでした。だからまるで僕たちの長年の友達のような気がする人たちばかりでした。


もう一度アウベルクラフトのクラブを作りたい。その想いがずっとあるから、その延長として常設の「クラブハウス」を作りたいと願っているんじゃないかなあと何となく思います。手作りキットとかアウトドアとかそういうくくりではなく、そういうテイストを持った人たちが集まって、心地よい空間を作りたい。そのために今手作りが好きな人たちと繋がっていたいんだろうなー。そう思っています。




アウベルクラフトのルーツ


実はアウベルクラフトのルーツは「ラジコン飛行機小僧と真空管ラジオ小僧」の二人の少年達です。そしていろいろな経験を経て「イーグル」というどこにもないカーサイドタープがデビュー作となり、アウベルクラフトが生まれました。


少年のころ、ラジコン飛行機や真空管ラジオ、小型のヨットの模型など動かしたり、聞こえたりするもの。少年たちにとって「なんでそうなるの?という不思議なもの」を作ることが楽しくて仕方がなかったのです。


どうしたら旨く飛ぶだろうか。どうしたらちゃんと聞こえるのだろうか。どうしたら沈まないで進むのだろうか。ちゃんとした教科書もなにもない世界で、試行錯誤をしながら作り上げていく。本当に夢中でした。楽しくて仕方がなかったのです。


もちろん市販の材料ではなく、その辺に転がっている材料を使いました。お金がないから工夫したんですよね。でも既製品よりできあがった自作品の方がずっとカッコイイと思ったのです。それが自慢でもあったんですよね。


アウベルクラフトのミッションもビジョンも、全てこの少年時代がスタートなのです。今の時代は何でもお金を出して買える時代です。知りたいことはインターネットを検索すれば何でも知ることができます。だからわざわざ自分で何かを作るより、手っ取り早く手に入る方法で手に入れるようになってしまいました。


でも、僕たちが少年時代に体験した、あのワクワクした何かを自分で作り出す夢中になれる気持ちを、この時代にもう一度取りも出したい。そのためにアウベルクラフトをやっていると思っています。大切なものはお金じゃないのです。


大切なのは有名な大学に入って有名な会社に入っていっぱいお金をもらうことじゃない。もっともっと大切なものが人間には必要なんだよ。ということを語れる人が一人でも増えれば、日本はもっと良い国になると思っています。そのために少しでも何かできることをしたい。そんな気持ちでいっぱいです。




チャレンジは「変える」こと


このアウベルラボのメインコンテンツは「チャレンジラボ」です。手作りキットを単に道具として使うのではなく、キットを使って何か新しいことにチャレンジする。その「創造する」ことこそ僕たちは大きな意味、大きな価値があると思っています。


Challengeを分解してallを前に持っていくとAll Chengeになります。つまりチャレンジすることで全てを変える。そういう意味です。キットを使って「何か新しいこと」をしようと考えて実践することは創造することです。これから子ども達にはテストの点数が高い人よりも、何かを創造できることこそ一番尊いことなんだよと教えたいのです。(ジュニアクラブもぜひ再開したいです)


最初にお話しした「モノよりココロ」を優先したいという想いは、みんながアウベルクラフトの手作りキットを使って何か新しいことにチャレンジすることで、手作りの本当の楽しさを知って欲しいという切なる願いです。


「創造する楽しい気持ち」には大きなパワーがあります。何かを思いっきり楽しんでいる人は魅力的だし、パワーがあります。それは人間が誰でも持っているとても大切な本能。忘れかけてしまっている大切なものを、このアウベルラボで思い出して欲しいと思っています。


さあ、あなたもChallengeでAll Chengeしてください。


長い文章をここまで読んでいただきましてありがとうございます。

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