日記・コラム・つぶやき

2019.02.06

FMきりしまで「コーヒー焙煎キット」にまつわる物語の放送

【若尊(わかみこ)渚にて】

マーベルみなさん、こんにちはマーベルです。
2019年1月8日「FMきりしま」の番組【趣の扉】で、アウベルクラフトのコーヒー焙煎キットにまつわる物語が放送されました。とても素敵な物語なので、ぜひご紹介させていただきたいと思います。もちろん、この物語はすべて実際にあったことです。今でもそのときのやりとりをはっきり覚えていますよ。放送の内容をよりイメージしやすいように、原稿をそのまま紹介させていただきます。


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題名【若尊(わかみこ)渚にて】

○音楽ーーーF.I
   遠くで 微かに聴こえる「ルイ アームストロング」の♪ホワット・ア・ワンダフル・ワールド。※(音楽音量は徐々にアップされて)

語り  「鹿児島県霧島市の想い出を
     お話したいとおもいます」
 

 僕らは 愛知県岡崎市で 様々な手作りキットを製作する「アウベルクラフト」という会社を1992年に設立しました。 作り手である僕たちの作る作品は 実に遊び心満載で とても小さな物ばかりですが 至って本気で拘(こだわ)る 職人気質があると自負しています。 僭越(せんえつ)ながら これ迄に生み出した商品の数々を 御紹介させて頂きます。 

独り 部屋でも愉(たの)しめる和風感満載にして 乙(おつ)な雰囲気が漂う 昔ながらの囲炉裏(いろり)。 これが大人気で 多少製作に時間を要しますが 作る側としては 設置場所を想像しながらの製作課程が 何とも まあ~ 実に愉しい。 

あるいは 想像以上に組立分解作業も簡単な 本格的な檜(ひのき)を素材にした 臨場感溢れる露天風呂キット。 勿論 これは御自宅の庭先でも御使い頂けますし 大自然の中で組み立てて 秘境感を味わえたり 秋の夜長(よなが) お月見しながらの露天風呂は ひとつ上をいく とても格別贅沢(ぜいたく)な時間かと。 

「こんな事が出来るんだ」・・・と好評な 燻製(くんせい)キットは 極めて小粒(こつぶ)な作りながらも 本物の熟成された 濃厚な味を御堪能(たんのう)出来るンですよ。 はたまた 自家製ワインやビールを製造出来るものや 珈琲専門店でなくても自分の家で珈琲の生豆(きまめ)を焙煎して 本格的な自家焙煎珈琲を頂ける珈琲焙煎キット等々。


ある日 工房兼事務所へ こんな電話がかかってきました。 
僕がたまたまその電話を取り 話始めて ただの問い合わせかな と聞いていたのですが 受話器の向こうから 高揚した声が聞こえてきたンです。

○アウベルクラフト作業工房兼事務所
   天井は高く 広々とした中に 事務机がポツンとある。

○机の電話 着信のベルが鳴り響いて。

   「はい もしもし アウベルクラフトです」
   「あーもしもし。 今ですね 九州の鹿児島 霧島市からかけています」
   「はい! 何か?」
   「あの・・・ 注文していた珈琲焙煎キットが 一週間前位に届いてですね」
   「あー それは良かった。 ありがとうございます」

送ったキットに 何か不足した物があったのかなあ と思いながら聞いていると

   「今 霧島市のですね お気に入りの渚にいるんですよ」
   「はあ~・・・」
   「目の前が 錦江湾ってゆう内海(うちうみ)で 風も波も穏やかな。 遠くに桜島が見えて」
   「はい」
   「この渚 若尊渚って勝手に名付けて この渚で珈琲の焙煎をしたかったんですよ」
   「そう言えば 波の音が微かに・・・」
   「でしょ!。 ここで 若尊の渚で焙煎した珈琲 今自分で淹れて  飲んだら凄く美味しくて 旨くて 
    なんて幸せなんだろうって・・・ そう思ったら 電話・・・かけてしまって スミマセンお仕事中に。 
    ホントにありがとうございます こんな素晴らしい焙煎キットを作って下さって」

   「・・・あー はい それは良かったです 喜んで頂いて」
   「いやあ~ 本当に美味しいんですよ 景色も凄いし 珈琲美味しくて」


実は僕 この時鼻の奥から つーんと込み上げる想いが溢れ出て これだけ言うのが精一杯でした。 何せ 僕らの作った品物を そんなに喜んで頂いて 感動した思いを電話で下さるなんて事が初めてで 電話で話を聞きながら その若尊渚の場景が ありありと目に浮かび 僕の方こそ感動していたンです。

とかく世間では 経済経済と声高(こわだか)に叫ばれておりますが 僕らが取り組んできた事は この経済とは程遠く 自分の時間をジックリと味わい ゆったりと過ごして頂きたい想いがあります。 

世の中の流れとは 明らかに逆行した生き方かもしれませんが 地道に骨骨(コツコツ)と やっていれば経済は後からついてくるもので 何とかなります。生意気かもしれませんが 文化というものがあってこそ 経済は支えられていると思うンですね。 これって逆じゃあないンだなあ。

大手の大企業や 最新鋭の機材を使っての大量生産には決して及びませんが 僕らは手に「ささくれ」を作りながらも一個づつ仕上げています。どうか皆さんも 僕らがこの工房で創りだす小さな幸せで 人としての本当の豊かさを体験し 極上な時間を是非味わって頂きたいと。

○音楽ーーーF.O
   静かに消えていって。

                (了)
            小田好一。


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この写真はその若尊(わかみこ)渚です。こんな素敵な場所で、雄大な景色を眺めながら飲むコーヒーは、さぞかしおいしかったことでしょうね。

若尊


この物語で登場す若尊渚というのはこのあたりになります。小田さん、ほんとうにありがとうございます!

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2017.12.19

Marvel’s Cafeがオープン?

こんばんは、アウベルクラフトのマーベルです。
以前個人ブログに書いたものですが、ご紹介したいと思ったので、こちらにアップします。
こんな形で楽しむのもいいかなと思います。

=====

さて、今日はぼくマーベルのカフェ「Marvel’s Cafe」がオープンするお話だよ。今ね、いろいろ準備中なんだ。

お!? マーベルさん、ついにお店を開くの!? って、思った? いやいや、そうじゃない。いずれはそうしたいという想いはあるんだけど、今回はそうじゃないんだよ。ま、聞いてちょうだいな。

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ずっと前からぼくがやりたかったことは、小さなキャンピングカーで「屋台カフェ」をやりながら全国を旅することなんだ。あらかじめ全国の知り合いと連絡を取って、ルートと場所は決めておいて景色の良い所でお洒落な屋台カフェを開くんだ。のんびり楽しくって感じかな。

お、マーベルさん、ついに屋台カフェやるの!? いや、ごめん。それでもない。

もっと身近なことをしたいんだ。みんなにぼくが焙煎したおいしいコーヒーを飲んでもらうってことだよ。お店としてではなく、かと言ってボランティアでもない、なんて言ったらいいかな、今までの恩返しみたいなものかなって思う。問題はどこでやるのかだ。う〜ん、難しい。結局、早く直営ショップ作れよって話になっちゃうんだよね。これじゃ堂々巡り……。

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さて、話を変えよう。というか、何をしようかということが見えてくるよ。

今日はアウベルクラフトの遠赤コーヒー焙煎キットでブラジル サントス クラッシック モジアナ18を焙煎した。自分用の時はもっと深煎りにするんだけど、Marvel’s Cafe用なのでこれくらいにしといた。う〜ん、いい香りだなあ。しあわせだなあ。。。

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これをミルで挽いてこんなふうにドリップバッグに詰めた。もちろん本当にコーヒーが好きな人なら、ミルを持ってるだろうし、ドリッパーも持っているので、焙煎した豆のままの方がいいんだよね。でも普通の人(なにがふつうなのかわからんけど、とりあえず多くの人)は持っていない。

本格的な道具がないとおいしいコーヒーは飲めないのかというと、そんなことはないんだよね。こういうふうにドリップバッグに入ったコーヒーでも充分おいしいんだよ。おいしく焙煎されたコーヒーならね。

ま、難しいことはしなくていいから、とにかく気楽に飲んで欲しいんだよ。

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ドリップバッグに詰めたコーヒーはこうやって外装に入れる。いっけんクラフト紙っぽい袋だけど、ちゃんと内側にはアルミ蒸着が施されているんだよ。袋のデザインも今回は気取らずにこんなふうにシンプルにしてみた。なんか、かっこいいと思えるから不思議。これからデザインはいろんなバージョンにしていこうと思っているんだよ。遊びだからね。(おし、手書きのサインも入れてみるかな)

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さっそく、どんな感じになるのか試してみたよ。
ちゃんとしたドリッパーじゃないけど、むちゃくちゃいい香りがする。
スタッフのみんなにも味見してもらったけど、みんなおいしいおいしいと言って泣いて喜んでくれたよ(ウソです)。

たしかに、焙煎したてのコーヒー豆を、飲む直前にミルで挽いて、ドリッパーでじょうずに淹れた方がおいしいに決まってる。でもぼくが思うにおいしいっていうのは、プロがやる方法でないといけないということはないと思う。こういうおいしいがあってもいいよね。って思う。

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ということで、「Marvel’s Cafe オープン!」っていうのはね、こういうことなんだ。

岡崎の栄町のカフェまで来てくれて、ぼくが焙煎したコーヒーを飲んでもらうといいんだけど、難しいよね。だったらぼくの方から心を込めて焙煎したコーヒーを心を込めて詰めてあなたのもとに送るよ、ってことなんだ。

ぼくたち柴田Bros.は去年奇跡とも言える20周年を迎えてから「恩返しモード」に入っている。本当に奇跡的で、もともとぼくたちにはそんなに力はない。でも大変な時にはいつもどこからか大きな力が働いて助けてくれた。本当に心からそう思っている。だからこれからはぼくたちが世の中にお返しをするんだと思っている。とはいえ、できることしかできないわけで、ぼくにできる恩返しはなにかというと、ぼくが作ったおいしいビールやワインをみんなに飲んでもらうこと、そしておいしいコーヒーを飲んでもらうことなんだよね。

それができるようになったら、アウベルクラフトは世の中にちゃんと貢献できた会社になれたと認めてもらえるのかなあと思う。わからないけど、今はそれをやっているんだと思う。これからもずっとね。

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今は1袋を何グラムにしようかとか、パッキングのタイミングをどうしようかとか、粉の細かさをどうしようかとか、どんなふうにしてみんなに伝えようかとか、そんなことをやってるんだよ。楽しいよ。本当に楽しいよ。

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こんな小さなカフェもどきのオープンなんだけど、これが将来のリアルなカフェへの布石になるといいなって思う。いやなるかも、うん、きっとなると思う。……ということで、Marvel’s Cafe がもうすぐオープンする。どうぞお楽しみに〜♪

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2016.03.09

インスタグラム

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アウベルクラフトのインスタグラムがあるのをご存じでしょうか?

ここにはほぼ毎日アウベルクラフトに関連する写真をアップしています。今は燻製作りのことが中心にアップしていますが、できるだけ身近な写真をアップしていきますね。ぜひともフォローください。
https://www.instagram.com/auvelcraft/

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2015.05.27

ご質問。ウェルカム、ウェルカム!

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日本にECサイトがどれだけの数があるか想像できないのですが、その中でユーザーからの問い合わせを大切にしてるなと思われるサイトってどれくらいあるのでしょうか。

ぼく自身もネットで買い物をよくするのですが、質問をしやすいサイトと質問がしにくいサイトがあります。というか「質問は受けたくないぞオーラ」がたっぷりなサイトも時に見かけます。

でもアウベルクラフトは全く反対です。
アウベルクラフトには、毎日たくさんのメールや電話などでご質問をいただきます。それはとても嬉しいことだと思っているんですよ。

むしろ、どうしたらもっと気軽に質問をしてもらえるだろうか、ということを考えています。それぞれのページの説明では、できるだけお客さま目線で書いていますし、あーこのサイトは親切そうな人が運営しているんだなというカラーを前面に出しています。

ご質問というのは、直接ユーザーのみなさんとコミュニケーションが取れる大切な機会になりますし、一対一ということで、それぞれの方に合わせて臨機応変にお答えすることができるのです。

それだけではなく、ぼくたちも想定しないようなご質問をいただくと、とても勉強になるんですよね。

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さらにもっと大切なことがあるんです。
それは、ご質問を毎日のように下さるお客さまもみえます。例えばビール作りを始めようと思うと、マニアルには書いてあるのですが、それでも心配だ、書いてあることが分からないという方もいます。その都度何回もご質問されるのですが、ぼくたちはその都度ききちんとご説明します。

一見手間がかかって仕方がないようにも思えるのですが、実はそうではありません。ビール作りのことをあれこれ、細かく全てのことを質問される方は、ぼくと同じくらいのレベルになっていくってことです。

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例えていうなら、ぼくたちの弟子が全国にいっぱい増えていって、やがてその人たちが師匠になっていくということなんですね。

不思議なことに、その人たちの周りには同じことを楽しもうという人が集まってくるのです。もう師匠ですから、鼻高々で弟子達にいろんなことを教えられるようになるわけですね。

他にもいろんなエピソードがいっぱいありますが、ぼくたちは、そういうことを経験してからは、ユーザーのご質問はウェルカム!というふうに思うようになったのです。面倒というよりは、むしろそれを楽しいと思うくらいになっていますよ。

ということで、みなさん、どんな小さなことでも結構ですので、疑問に思ったことはどんどんご質問ください。お待ちしていますよ!

とは言え、みなさん、アウベルクラフトは質問をしやすいサイトと言えますか?  いえいえ、まだまだかもしれませんね。がんばります!

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2015.03.18

桜が満開です!

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短い動画もアップしました。見てね!

たぶんですけど、毎年アウベルクラフトの近くに流れる、乙川沿いの河津桜のことを書いているような気がしています。それほど、ぼくにとっては春の始まりのメインイベント的な楽しみなんですね。

オンとオフ。仕事と休み。それは週休二日制になってからですが、お陰で週に2日休めることはありがたいことです。ぼくの新人社員の頃は、そんな制度はありませんでしたからね。

でも、できたら、週ではなく、一日の中でオンとオフを作ることができたらいいですね。なので、ぼくはできるだけ一日2回、15分ほどの散歩をしています。散歩をしてるときには、いろんな景色がみえます。小さな自然がみえるし、会社やお店でがんばっている人達もみえます。

真っ青な空や真っ白な雲もみえるし、遠くの山もみえます。国道一号線を走るトラックの運転手さんもみえるし、夕方の新聞配達のおじさんもみえます。みんな、それぞれのことをしてるんだよね。

あ、そうだ、オンとオフ、なんだけど、オフの時間はニュートラル状態にできるので、ホッとします。でもね。完全に真っ白になるわけではないよね。っていうか、ホッとしている間は意外に、普段はできない思考回路が働いて、やっぱ考えているんです。

だから、そうだ! と思うことが、散歩をしている時や、休みの日にゴロンとしている時に浮かぶんです。今日もです。あ、そうか、こうすればいいんだみたいなことが浮かびます。結局は人間て、いつも何かを考えることを捨てられないし、それを捨てたらお終いなのかなと思ってしまいます。

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今日は、この美しい河津桜を眺め、新しいアイディアとか、こうしようとか、いろんなことがイメージできましたよ。

ぼくの環境では、こんなに早く桜の満開を迎えましたが、あと少しで日本中に桜、サクラ、さくらがいっぱいになりますね。日本の四季に乾杯!!!! さ〜飲むぞ
     

こういう夜は、やっぱ高田渡ですね。

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2015.01.29

交信力

ずいぶん長い間ブログを書いていませんでした。

先日スタッフミーティングでテーマになったのが「発信力」です。簡単に言うと発信力がとても弱いんじゃないの? ってことです。このブログもそうだし、フェイスブックやツイッターもそうですが、ぼくたちのことを知ってもらうにはもっと発信をしないとだめだろう。でも、なぜ発信できないの? そんなことを真剣に話し合ったのです。

すると、みんなに共通していることがありました。
「こんなことを書いていいんだろうか?」
「もっとアピールできるないようじゃないとだめなんじゃないか」
みたいなことです。

つまり、自分たちで敷居を高くしてしまっていたようです。せっかく多くの人達に読んでもらうんだから、それなりの内容でないと逆にマイナスイメージになるのではと思っていたのです。

わかった。ならば、こうしようと決まったことがあります。
ぼくたちはかつて「アウベルクラフト流ライフスタイルマガジン AuveList」っていう冊子を発行していたことがあります。

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それをまたやろうじゃないか。アウベルクラフト的な生活のことを提案するミニメディアでいいじゃないか。ということになったのです。

ぼくたちはビール作りやワイン作り、そしてコーヒーを焙煎したり、パンを焼いたりする、手作りを中心とした楽しい生活を提案しています。アウトドアも好きです。そういう人はぼくたちの周りにいっぱいいます。

だったら、キットに関することだけじゃなくてもいい。こんな面白いことがあるんだよ、ということをみんなに紹介したっていいよね。という話になったのです。いわゆるキュレーター(簡単に言うと情報を収集して自分なりの編集をし直して再発信する人)みたいなことですね。でも実をいうと、どこまでならオッケーで、どこから先は守備範囲外なのか、そこんところがちょっと難しいです。

例えばぼくが楽しんでいるモールス通信はどうなんだ? ギターはどうなんだ? う〜ん、たしかに難しい。

でも、そのことはあえて言葉として定義しなくても、なんとなくアウベルクラフト流というファジーな感じでもいいから始めようと思っています。やりながら作り上げていけばいいんじゃないだろうか、そう思っています。

とりあえず、フェイスブックはそんな感じで交代制で書いていくことにしました。ぜひあなたもアウベルクラフトのフェイスブックを見てくださいね。

今日はワインコルク打栓器の使い方について、動画でアップしました。コルクっていったいどうやってワインビンに打栓しているのか、みなさん知ってますか? こんなふうにしてやっているんだよ、ってことをお見せしますね。

さらに、いま白ワインを発酵させていますが、こんなふうに工夫して発酵させているんですよ。ってこともフェイスブックでアップしました。

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と、ここまで書いて、ほんとにそれでいいのか? と思ったことがあります。
「情報発信」というと、こちらから一方的に発信するようなイメージがあります。それには少し違和感を感じます。というのは、ぼくたちが目指しているのは、ユーザーのみなさんといっしょになって楽しんでいく世界なんですね。

ぼくはアマチュア無線を楽しんでいますが、この世界は交信を楽しむ世界です。こちらから送信をしたら今度は受信に切り替える。そのやりとりがなければこの世界はありえません。放送局ではないのですから。

それと同じでぼくたちは放送局ではありません。受信も大切です。ぼくたちから情報を発信したら、逆にみなさんの声を受信する。つまり「交信」を大切にしていかなければと思います。

「交信力」という言葉はたぶんないと思いますが、よく言われている「発信力」ではなく、ぼくたちは「交信力」を高めていきたいなと思うのです。みなさんの方からどうぞぼくたちに返してください。どうぞよろしくお願いいたします。

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2014.09.10

ぼくたちの小商い

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昨日はある雑誌社のライターさんからの電話取材を受けました。その本は創刊当時から共感しているコンセプトの本なので、ぼくも嬉しい気持ちでいろんな話をさせていただきました。主に、手作りワインキットについて、もう一つは「小商い」について50分ほどです。そのライターの女性は片付け仕事ではなく、とても興味を持って聞いてくれました。楽しくてあっと言う間に終わったという感じでした。

その時に話したことの一部をここにあらためて書いてみます。


手作りワインキットが生まれたいきさつ

Eagle_fullface実をいうと手作りワインキットは最初から商品化しようと思って作ったものではありません。というか、アウベルクラフトのルーツになったカーサイドタープ「イーグル」も雨男のぼくが毎回キャンプで雨続きで困っていたのです。それでこんなタープがあったらいいよなあと思って個人的に作ったものです。最初は趣味として使っていたものが、その後商品化につながり、さらにはアウベルクラフトという会社ができていったという経緯があります。他にも石窯キットや囲炉裏キットなど、多くのものがそういうものでした。

手作りワインキットはまだインターネットが始まる前の「パソコン通信」の時代に、ニフティの中でアウベルクラフトの仲間が集まるパティオという私的なページを作り、そこで夜な夜ないろんな話をしている内に、ワイン作りのことが話題になりました。

とても楽しかったです。そのうち、仲間の一人がアメリカからワイン用品を個人輸入しているという話題になり、じゃあみんなで共同購入すれば運賃が安くなる、やろうやろう。ということになりました。面白かったですねー、ホントに。みんなでいろんなことを実験的にやったし、実際にワインを持ち寄ったりして楽しんでいました。

アウベルクラフトではそれ以前に、ごく簡単な手作りワインキットの販売を開始していたのですが、殆ど売れませんでした。手作りビールもそれより前にやっていましたが、それほど売れませんでした。それにぼくたちの販売の主力はアウトドアグッズです。数々のユニークなタープやトートバッグ、クーラーバッグなどが中心でしたから、今のように本格的な手作りワインキットのことなど全く考えていなかったのです。

それがどうしてワインキットとして販売することになったのか、とても面白い話なのですが、そのことはまた機会があったらお話ししますね。

その他、ぼくの手作りワインについての数々の想いや、経験、そして日本でのワインの作りの現状までいろんな話を聞いてもらえました。聞き上手なライターさんだなあとずっと感じながら、でも気持ちを抑えながらの会話が続きました。

アウベルクラフトのホームページを見て、とても丁寧に分かりやすく説明していたり、自分たちが本当に楽しみながらやっているのを見て、柴田さんの想いがとてもよく伝わってきました。そう言っていただいたことが、とても嬉しかったです。

そして、話が「小商い」のテーマに移っていきました。ぼくたちが目指す「小商い」に興味を持ってくれたのかもしれません。


アウベルクラフトの直営ショップ

今から14年ほど前までアウベルクラフトは直営ショップを運営していました。ぼくたちが作った商品を中心にいろんな商品を集め、まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなお店だということで、テレビや雑誌、新聞でも紹介していただいたのですが、今思い出してもとても楽しかったです。

ここに集まってくれるお客さんと手作り教室を開いたり、できたばかりのキットをここに来てくれる人達に見せて実際に体験してもらったり、コーヒーもその場で焙煎して飲んでもらったり、囲炉裏キットの試作品をみてもらったり、時々飲み会もしました。いわゆるライブを楽しんでもらっていたわけです。そこには小さなでも素敵すぎるコミュニティがあったのです。

それに、ぼくらにしてみれば、お客さんの反応を直接感じることができるし、ぼくたちの熱い思いも直接伝えることができるわけです。本当に楽しかったんですね。

とはいえ、ぼくたちは会社を経営している立場ですから、売上を上げて採算がとれるようにしなくてはいけません。とりあえずできることは何でもやりました。お店も手作りでどんどん改造していきました。お客さまも増えていきました。兄が物作りを得意としていたので、殆ど材料代だけでどんどんやって行けたのです。

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当時の売上のメインは通販カタログを作り販売をすること、そしてビーパルなどに広告掲載をすることで販売をしていました。そして、直営ショップでも販売をしていました。でもこれらの売上げだけでは少ないので、インターネットでも販売を始めました。でも期待はするものの殆ど売れません。というか、当時はインターネットで物を売るということは期待できないという時代でした。

八方ふさがりで行き詰まっていました。だったら、自ら営業に回っていろんなお店で販売してもらえるようにするしかないな、どう考えてもそれ以外の方法が分からなかったのです。正直言って営業という仕事は兄もぼくも嫌いでした。特にぼくは全く経験がありません。でも背に腹は代えられないわけで、本当にいろんなお店に働きかけ、実際に商談にもでかけました。

ところが、ぼくたちの作った手作りキットは面白いし個性的ですから、どこへ行っても比較的よい反応がもらえたのです。結果的にお陰さまで売上は徐々に増えて行きまました。でも正直言うとぼくは心の中で「本当にこれでいいのか? 本当にこのままでいいのか?」という思いが頭の中にぐるぐる駆け巡っていたのです。

なぜかというと、このままだと、売上はどんどん伸びていくだろうなあと感じたのです。最初は小さな会社からのオファーだったのが、だんだん超有名な通販会社や、デパートや、コンビニ会社や、テレビ局、ネット通販、雑誌の通販部門など、どんどん広がりを見せたからです。あのフジテレビのスタジオにも2回行きましたよ。

普通に考えると、これから売上がどんどん増えて、会社を大きくすることができるチャンスなのに、ぼくは何故か会社が大きくなっていくことに違和感を感じました。起業したらだれでも会社を大きくしたいと思うのかもしれませんが、ぼくはそんなことには全く興味がありません。むしろ、小さくてもピカピカ光る会社の方がいいと思っていたのです。

その一方で、インターネットの売上が毎年毎年地道ながらも伸びていきました。アクセスも少しずつ増えて行きました。ぼくはどうしたらインターネットの売上が増えるのか必死に勉強し、自分でホームページを少しずつ手直ししていきました。結果的に手を掛ければ掛けるほど、売上は伸びていきました。

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インターネットと直営ショップの両輪はとても充実していました。いろんなことにもチャレンジしました。その1つが「あうべる子ども手造り教室(ジュニアクラブ)」というクラブでした。

ぼくたちは、学校の勉強も大切なんだけど、こういう手作りの楽しい世界があるんだよ、ということを子ども達に教えたかったのです。実は教えるというより、いっしょに楽しんでいたわけです。子ども達も楽しそうでしたが、ぼくたちも本当に楽しかったんです。

上の写真は手作り豆腐を子ども達といっしょに作る教室です。下の写真はアウベルファームという小さな畑にブルーベリーを植えようという教室です。子ども達の笑顔が素敵でしょう?

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こうしてショップの運営やインターネットなどの活動での相乗効果もあり、ぼくたちはどんどん元気になっていったのです。「元気」というのは人に頼らなくても、自分たちはやっていけるぞ!という明るい未来が見えるような気持ちです。

Webそして気が付いたら、業販で販売するのとインターネットでの売上と肩を並べるくらいになってきたのです。それならとまずは新規取引のお話があっても、お断りするようにしました。それはひょっとして、もうインターネットだけでいつかやっていけるようになるかもしれないな、という期待があったからです。

当然なんだけど、業販をやめたら売上は下がる。でもその分、新商品開発や商品改良、そしてホームページ作りに専念できるようになるんじゃないか!? そうすれば結果的に売上が上がってやっていけるようになるかもしれないな。かもじゃなくてぜったいそうなる! そう思った時に、もう、いてもたってもいられない気持ちになりました。

業販というのはとにかくとても手間がかかるんです。見積書を作ったり、その会社に合わせた書類を作らないといけない。場合によっては品質保証書のようなものを取り寄せたり、嫌いな東京に足を運んで商談に行ったり。ともかく精神的にそういう仕事が嫌で嫌でたまらなかったのです。ぼくがやりたいのは、いわゆるビジネスではなく、こんな楽しい世界があるんだよ、ということを伝えることではないのか? 何をやっているんだろう。自分は。。。本当にそう思うようになりました。

そして意を決して、お取引のある会社すべてにお詫びと取引の中止の案内を送りました。

ところがというか、当然というか、取引先からは全く反応はありませんでした。あー、そういうものなんだねと思ったのですが、実際、ビジネスというものはそういうものなのです。これでもう後にはひけません。一旦切ってしまったものはもう二度とつながらないのですから。

でも、こういう経験から強く思ったことがあります。今までは業販という間接的な販売方法ではぼくたちの想いは伝わらなかったし、逆にお客さまの声も聞こえてこなかった。でも直販することで、もっともっと距離が縮まるわけです。ぼくたちが本当にやりたい形ができあがったのです。

考えてみれば、ぼくたちが最初にやっていた方法。自分たちが作りたいものを、直営ショップやパソコン通信で伝え、お店でみんなに直接みせて実演してあげる。実際に体験してもらったり、食べてもらったり、飲んでもらう。そういう「小商い」こそがぼくたちが本当にやりたかったことです。いろいろな経験をして、また原点に戻ることができたわけです。

今はお店はやっていませんが、インターネットでもそれに近いことはできると思っています。実際に多くの人たちが、アウベルクラフトのホームページは心が通っていて、身近に感じる。いろんなことも相談に乗ってくれそうに感じる。そう言ってくれるようになりました。

これまでずっと崖っぷちギリギリの道だっり、深い茨の道を歩んできました。さらにはちょっと無謀な決断もしました。でも自分たちの意志と信念を貫き、たった一度の人生なんだから、ダメだったらそれでいいやと思いました。というか、ぼくたち柴田兄弟はみんなが通る道じゃなく、自ら道を開拓していきたいといつも思っているんですね。

その結果、今は安定した経営ができ、お客さまから信頼を受け、ぼくたちとスタッフがやりがいと楽しさを感じながら毎日仕事ができています。本当に幸せだなあと思っていますよ。

とはいえ、まだまだやるべきことは多いです。でもぼくたちの使命ははっきり見えています。このまままっすぐに進んでいこうと思っています。

みなさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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2014.08.27

「コーヒー焙煎講座入門編」が始まりました

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新しく「コーヒー焙煎講座入門編」が始まりました。
この講座はステップメールと言われるメルマガです。登録すると、翌日の決められた時間にステップ式にメールが配信されるというものです。

ステップ式というのは、一日目、二日目、三日目……、とステップ式に一人ひとりにメールマガジンが配信されるシステムです。ですから、通常のメルマガのように、登録した時点で全員同じメルマガが配信されるのとは違って、それぞれに順番に決められた内容が送られてくるのです。

実は5ヶ月前に「手作りビール講座(入門編)」というステップメールをスタートさせています。こちらはとても人気で毎日のように登録をしてくれている人がいますよ。

アウベルクラフトでは、いかにして商品の良さや使い方を分かりやすく伝えるか、ということをずっと考えています。文章の書き方だったり、写真も見せ方だったり、レポートだったり、動画だったりといろいろやことを実践しながら良い方法を探しているのです。

その意味でこのステップメールは今までにない新しいやり方だと思っています。今回は入門編ですが、実践編を連載したり、他のキットも増やしていこうと思っていますよ。

基本は6日程度の短い期間で終わるようにしています。もちろん無料で配信していますし、登録アドレスを他に使用することはありませんのでご安心ください。

コーヒー焙煎に興味のある方、これからコーヒー焙煎を始めてみたいなあと思っている方、どうぞお気軽にご登録くださいね。
コーヒー焙煎講座(入門編)


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2014.06.18

アウベルクラフトの経営理念

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3年前の2011年のぼくのノート「Marvel's Brain」に、アウベルクラフトという会社はこういう会社だ、ということが客観的に書かれていました。さらには、その上でこの先はこういう方向でいかないといけないでしょ。みたいなことが書かれていました。

たしかにそうだと納得したのですが、考えてみれば、こういうことをアウベルクラフトの会社概要の経営理念にも書いておかないといけないなと思ったのです。というか経営理念などという難しいことではなく、もっとわかりやすく、ぼくたちはこんなふうに思っているんですよ。ということを書いてみました。

先ほど言った、後半の「こういう方向で行かないといけないでしょ」の部分は内緒なのでここには書きませんが……。



柴田brosアウベルクラフトという会社は柴田bros.が運営している会社です。その経営手法はとてもシンプルです。

「柴田bros.が自ら欲しいと思うものを、しかも他社が作っていないものを作り出す。それを自社のホームページのみで、直接自分たちが手渡しの感覚で売る」というやり方です。

ホームページも自分で作り、自分の言葉で語り、納得して買ってもらえるようにと心がけています。これから買おうか迷っているお客さまからも多くのご質問をいただきますが、充分に納得してもらって購入していただくようにしています。

しかも、手作りキットという商品の性格上、アフターフォローが最も大切ですから、ぼくたちが直接質問を受け、できるだけ丁寧にフォローします。ただ単に物が売れればそれでおしまい、そんな売り方をしたくないのです。それがアウベルクラフト流だと思っています。

これらの考え方はかつて大手ショップや問屋、そして通販会社を通じて販売していた頃の経験から生まれてきたものです。当時は経営のためには売上を少しでも増やしたいと販路をどんどん増やしました。

たしかに売れるかもしれないけど、作り手のぼくたち思いは伝わらない。お客さまの声も全く聞こえてこない。そのことにずっと矛盾を感じていました。でもいわゆる「背に腹は代えられない」という想いでした。

少しずつマスコミに取り上げてもらえるようになったこともあり、数多くの会社からオファーをもらえるようになりました。この商品は面白いから当社なら売りますよ。売れますよ。そういう甘い言葉を信じて、呼ばれれば全国どこへでも出掛けました。

ところが、いろいろ準備して、いざフタを開けてみると結局売れない。そういうことが増えて来たのです。もちろん販売してくれる人達は本当に売れると思っていたと思います。でも結局ぼくたちの商品は、そういう所で売るものではないと分かったのです。

この経験から、やっぱり時間がかかってもいいから、自分たちが直接販売するように変えよう。そう決断をしたのです。でも今から思うとその時の決断は正しかったと思います。もしあの決断をしていなかったら、今頃この会社はなくなっていたかもしれません。

ぼくたちの会社のやり方は、いわゆる「小商い」という考え方だと思います。儲けることより、自分の手の届く範囲で、自分の思うように商売をする。そしてお客さまと楽しく、時には厳しくコミュニケーションを取り、お互いに助け合いながら一歩一歩前に進んで行く「栄町の愉快な手作りキット工房」でありたいと思っています。

ですから、これからも変わらずに「柴田bros.が自ら欲しいと思うものを、しかも他社が作っていないものを作り出す。それを自社のホームページのみで、直接自分たちが手渡しの感覚で売る」、このやり方でやっていこうと思います。

アウベルクラフトの会社概要


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2014.04.09

アウベルクラフトのホームページのこと

今日はネットショッピングの裏側のお話をしますね。

4月1日から消費税が8%に上がりました。
正直言ってアウベルクラフトの場合はそれほど駆け込み需要がないと思っていました。

ところが3月に入ると続々と注文が入り、特に石窯キットなどの大型商品は5月いっぱいまで埋まってしまって、一旦注文の受付を止めさせていただいたという状況です。(@_@)

日本中がパニック状態でしたね。クロネコヤマトのドライバーはお昼も食べないで、夜遅くまで仕事をしてたそうです。それでもオーバーフローという感じでした。

とはいえ、1週間たって、どうやら落ち着き始めました。しかし、どこもそうでしょうが。反動の影響はかなりあるでしょうね。

さて今日は、ネットショッピングを運営している僕たち、すなわち売る側のお話をします。消費税が5%から8%に変わるということは数字をちょこちょこっと変えるだけ、と思っている人も多いと思います。そういうショッピングサイトもあります。

例えば、ヤフーショッピングの場合は、とても親切でお店側は何をしなくても、自動的に修正してくれました。しかも無料です。楽天市場の場合は、お店側がデータベースをダウンロードして修正してアップロードします。その利用料は別にかかりますが、そんなに大変な作業ではないです。

そしてモールに属していないショッピングサイトも、多くはデータベース化されています。なので、同様に修正は意外に簡単です。

でも、アウベルクラフトは違います。
むちゃくちゃ大変でした。僕が1ヶ月近くかかって手作業に近い感覚で修正しました。
(;´Д`)

全ての商品ページ400ページ以上には、買い物カゴが商品ごとに埋め込まれています。そのデータを一つひとつ。1ページ1ページ。ただひたすら、地道に手直しで修正していく作業です。もう最後の方は目が開けられないくらい、きつかったです。

これが1年半後にもう一回あると思うと、もー、なんといいましょうか。あんまり考えたくないです。笑

でも、ぼくはデータベース型のショッピングサイトに変えるつもりはありません。

それはなぜかということを少しだけお話ししますね。

例えば、人気の手作りビールキットのページの冒頭はこんな感じです。

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手作りビールキットのページ

いきなり、「手作りビールの泡は旨い!」という話が始まります。そして手作りビールの魅力をいろいろ語りかけるように話しています。そして作り方のこと、どんな質問があるのかということがあります。その後にやっと手作りビールキットの販売があり、キット〜モルト〜用品〜付録と続きます。

他のページにはあまり飛ばさないで、せいぜい作り方の詳しいページを飛んでもらうくらいで情報をまとめています。本当に長〜〜い縦長のページです。それがSEO的によいかどうかはわかりませんし、少なくともプロのウェブデザイナーはやらないでしょう。

これはデータベース型のショッピングサイトと大きく違うことです。データベース型は一つの商品は一つのページで完結するようにしています。しかも商品の説明に徹しています。カタログですからね。僕から見たら、体温を感じない、自動販売機みたいにみえます。これがショッピングサイトの主流なんです。


でも、ぼくは今の主流とは違う道を進みます。

それはなぜか。
僕がユーザーだとしたらと考えると自動販売機みたいなサイトにはしたくない。

つまり、単に商品を売るのではないということ。もっと言ったら売上のためではないということです。企業は物を作ってそれを売って利益を得るのが目的。そういう化石的なセリフにはもういいよと言いたいのです。

見た目はカッコイいいサイトだけど、ただ売りたいだけ。そういうサイトがとても多くなりました。理由はわかっています。実際に作って売る人とショッピングサイトを作っている人、つまりウェブ業者が別々だからです。

もしくは、社内のウェブ担当者が同様にどうしたらもっとアクセスしてくれるか、どうしたら売れるような文章が書けるか。という小手先だけのことをやっているからです。

ウェブ業者は言います。これからはネットショッピングの時代ですよ。こういう例えばこんな風にですね。とか言ってデモを見せていかにも売れるようなサイトを見せます。でもそんなことで今の時代は売れません。

ぼくは思います。ネットショッピングの一番肝心なことは、楽しくて豊かな時間や暮らしを提供することなんだと思っているんです。僕たちが贈るものでみんなに幸せになって欲しい。その想いを実現するショッピングサイトを目指しているんです。

例えば僕が自宅で陶芸を始めたいなあと思ったとします。陶芸なんてもちろん詳しいことは知らない。詳しい作り方も知らないし、自宅でもできるのかなあ、とか難しくないかなあ、とかいろんなことを思います。

当然、陶芸の情報をネットで探してみるんだけど、いろいろあってどーもよくわからない。でももし、あちこち情報を拾い集めるより、そのショッピングサイトに知りたい情報が全部あって、しかもそのページで全部購入することができて、しかもお店の人柄がわかって安心して買えるならいいなと思います。

そんなことを思うと、ちょっとやぼったくても、今のままのアウベルクラフトのショッピングサイトのやり方でいいと思っているんです。

当然、一度作ったら終わりなんてことはありません。それぞれの商品ページの内容は刻々と変化しています。リピーターが多いからです。興味のあるものは何回か読んでみて納得して買いたいからです。特に石窯キットや露天風呂キット、囲炉裏キットという金額が高い商品ならなおさらですよね。

ちょっと長くなりました。アウベルクラフトというのはこんなにも、効率が悪いことをやっています。でも大切なことは体温が感じられるかどうかじゃあないでしょうか。それをこれからも続けていきます。

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